個人投資家Sの株式投資備忘録

投資の備忘録、ときどき経済やITの話

JACリクルートメント(2124)

どんな事業をやっているか

基本は人材紹介事業

3つのブランドがある

一部で求人媒体事業

売上の大半は人材紹介事業

1988年創業、以降ずっと人材紹介業をほぼ専業で行っている

IR

yahooファイナンス

業績

6年連続2桁増収増益。

2015年

  • 売上:112億
  • 営業利益:35.2億
  • 純利益:18.1億

2016年予想

  • 売上:137.4億
  • 営業利益:47.2億
  • 純利益:32.7億

ネット上の評判

グーグルで検索すると、どうもライターが口コミを書いてるっぽいアフィリエイトサイトが山ほど出てきて、実際どうなのかよくわからない。

業界

矢野経済研究所の調査によると、人材紹介業の市場規模は、2015年度が2100億。2016年度予想が2300億。

ここ数年は、年率10%強の伸び率で市場が拡大している。

転職者数は2007年の346万人をピークに、リーマンショックの影響で2010年に283万人に減少、それ以降は微増傾向。

転職者数の伸びにくらべて、人材紹介業の市場規模が大きく伸びているので、エージェントを使う人が増えているということ。

当面は、同じくらいのペースで市場は拡大していくと考える。

同業他社

あたりが同業みたいだが、他の会社は人材紹介以外もやっているので、比較しにくい。

将来予測

人材紹介市場の拡大に伴って、これまで通りのペースで業績も伸びていくと予想する。

人材紹介業の売上は、採用決定時の手数料で、基本的には求職者の想定年収の30~35%くらいらしい。

ざっくり1採用あたり、100万円と仮定して、業界の市場規模が2100億円ということは、利用者は21万人くらい?

転職者が全部で300万人弱なら、まだまだ拡大余地はありそう。

ただし、国内の雇用事情が変わらなければ、転職者数はこれ以上伸びないと思われるので、どこかで市場規模の拡大は止まる。

安倍首相が解雇規制を緩和して、ルールを明確にしていくと言っていたので、成立すれば転職者数の伸びも期待できる。

投資判断

yahooファイナンス情報によると、過去3年間のPERは17~18倍程度。

これまで通りのペースでの業績の拡大を予想するため、PER15.7倍の現在の株価は割安であると考える。

売却判断

業績の拡大が続いている間は基本保有し続ける。

6月に1849円まで高騰したときのPERが23倍弱なので、PER22倍程度まで株価が上昇したなら売却する。

売上が前年割れするようなら、株価にかかわらず売却する。

注視事項

※このブログは素人個人投資家が書いています、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。